[東京ステイ日記] 上海の路上で出会った仙人:後編
←この記事は『上海の路上で出会った仙人』前編の続きです。 公共空間という「制度の余白」 もうひとつは「外」の話。中国にはよく知られる通り、検閲というものが存在している。演劇の公演は事前に申請をして、脚本など
「東京ステイ」とは
NPO法人 場所と物語が、東京都およびアーツカウンシル東京と共に取り組む文化プロジェクトです。
このプロジェクトで私たちは、「ステイ(滞在体験)」を通じて東京に眠る物語を見つけ、表現します。またそうした活動を実践する人々と連携し、協働します。
宿泊に限らず、普段は通り過ぎてしまう場所に佇んでみること、普段より時間をかけてその場所を見つめることを通じて、非ドラマティックな瞬間 ―営み― を含めた土地の個性を掬い取ることができるのではないか、と考えています。
東京という成熟した都市を舞台に、従来の経済合理性では捉えきれない価値を多様な視点で再発見し、東京の文化的資産とは何かを問い直す試みです。
→活動の様子はTokyo Stay(http://tyo-stay.com)で随時更新しています。
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6月の上海は夏が始まったばかり、という陽射し。道端の紫陽花が茶色く乾いていた。車通りの激しい道沿いを歩くと少し喉が痛くなったけれど、大気汚染も聞いていたほどひどくはない。夕暮れにはレンガ色の街並みを涼しい風が吹き抜け、ふ
東京で暮らすことを考えている。ほんの数ヶ月前までは関西に引越す準備をしていたのだけど、いろいろあって関東に留まることになった。なった、といってもまだ引越しが決まっていないから、今のところ仮の話だ。 神奈川で育ったので、東
2018年3月22日、NPO場所と物語・初のブックレット『日常の巡礼』を発行した。 「東京ステイ」プロジェクトで実験してきた都市の歩き方「ピルグリム」はいまだワーク・イン・プログレスだけれど、私たちの中に少しずつ溜まって