場所と物語

2月3日のピルグリム/小松平佳

 

伝説の力士 雷電

子ども2人を保育園に預け、ピルグリムがスタート。保育園を出ると、昔タクシーが籠だった時代に、銀を三分割り増しで料金を取られたという三分坂が現れる。普段なら通り過ぎてしまう寺をみるとそこには、雷電の墓とある。雷電といえば、川原正敏先生の修羅の刻にも出てくる伝説の力士じゃないですか!もちろん、雷電のお墓を参りに行き、幸先のいいピルグリムが始まった。

 

ナイトカルチャーの聖地 赤坂

その後、戦後のナイトカルチャーの聖地赤坂へ。いきなりナイトカルチャーとは違う50年続く珈琲店コヒアアラビカで休憩。その後、赤坂MUGEN、BYBLOS、ミカドの跡地を巡るが、今は、新大久保に次ぐ韓流の聖地といった風景が広がっている。
ちなみに一番目を引いたのは駄菓子靴下でした。

 

赤坂氷川神社から幕末明治

その後は、初めての赤坂氷川神社へ足をのばす。勝海舟の邸宅跡を通って氷川神社へ。なんとなく可愛い狛犬を見た後は、青山墓地へ。大久保利通の墓を見て、その大きさに驚く。大久保利通といえば赤坂からほど近い紀尾井町で暗殺されたんだよなぁとか思いながら普段なら仕事のために通っているこの土地の物語に思いを巡らす時間になった。