場所と物語

たぶん何度行っても新しい発見があるような予感がする街、雑司が谷 /今田素子

そもそも雑司が谷ってどこにあるのか知らない。それでもってそこにはいったい何があるんだよ?

最初に行き先を聞いた時の正直な感想。

-パン屋カフェ『うぐいすと穀雨』木のぬくもりを感じる店内は居心地が良い。

 

先に着いているみんなを追いかけて、パン屋カフェ『うぐいすと穀雨』で待ち合わせ。お茶する。から始めるフィールドワーク。

 

-家が建ち並ぶ小路。

 

そこから、最後の南池袋公園のカフェに辿り着くまで、いくつも寄り道しながら気ままに街を探索。古い小さい民家がごちゃごちゃと立ち並ぶクランクみたいな小路や、神社仏閣、小さなお店の一つ一つに、人びとの暮らしと歴史が見える。

 

何週間かたったら、また雑司が谷に行きたくなった。知らなかったのに懐かしいような場所。自分のテリトリーになった気分。

 

-こぢんまりとした神社や仏閣がいくつもある。

 

中目黒から副都心線で一本。今では私の知ってる街だよ。案内するよ。同じ道を通るつもりで訪ねたのに、前回とは違うカフェ、違うお店、違う小径に出会う。

 

-懐かしさを感じるお店。

 

もう一度行っても、まだまだ新しい発見がある予感。

雑司が谷、侮りがたし。

 

-民家を借りてアーティストの作品を売っているお店。